モンゴル、すごい!!
以前、timelostさんのブログで以下の本が紹介されていて、
興味があったので、読んでみました。
モンゴル軍のイギリス人使節―キリスト教世界を売った男 (角川選書)
ガブリエル ローナイ (著), Gabriel Ronay (原著), 榊 優子 (翻訳)
モンゴル軍の外交責任者として活動したイギリス人がいたというのです。
マルコ=ポーロなんかよりだいぶ前。
マグナカルタを英ジョン王に突きつけた諸侯・教会関係者たちの1人で、
イギリスの内紛をまとめにきたローマ教皇の配下の者によって
イギリスを追放になった司祭がいたのだけれど、
それがこのモンゴル軍のイギリス人ではないかということらしい。
ところで、イギリス人のことよりも興味をひいたのは、モンゴル軍の圧倒的な強さです。
当時のヨーロッパはモンゴルから見て、相当な後進国だったみたい。
それで、モンゴルについてもっと知りたくなって、これを読んでみました。
「世界の歴史9 大モンゴルの時代」 杉山正明・北川誠一著 中央公論社
要するに、西欧中心の歴史観、中国中心の歴史観だと、
モンゴルの時代を正確に評価できないということだそうです
両者とも、モンゴルの時代を野蛮な時代、闇の時代としてみている。
本を読んで、モンゴルが当時どんなにすすんでいたかを知って、ちょっとびっくり。
モンゴル帝国だったところは、現在、
カザフスタン、ウズベキスタン、タシケント、キルギス、
タジキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタン、イラン、
アゼルバイジャン、アルメニア、グルジア、ウクライナ・・・。
ほとんどよく知らない国ばかり。
しかし、昔から東西交流で栄えたところなんですねえ。
今はどんななんだろう?
モンゴルとか、イスラムとか、もっとちゃんとわかっとかんと
だめなんじゃないかなあ。
最近の国際ニュースをみてて、そう思ったしだいです。