今の自分を認めよう・・・っていうことかな。

本ばっかり読んでるんですけど・・・(笑)

面白かったのは、やはりこれ。

『安心ひきこもりライフ』(勝山実 著)太田出版

 

 

ひきこもりである自分をマイナスに思うんじゃなくて、ひとつの個性だと思えということかなあ。おもしろいと思った部分を抜き書きすると・・・

「自分の専門分野がひきこもりであるという自覚を持つべきでしょう。専門分野とは、その人の本質と言っていい。ひきこもりの本質は”ひとりでいること”。よくありがちな人付き合いが苦手だから工場で働こうという発想は、この点から見ると大きな間違いであることがわかります。苦手な部分を緩和することに気をとられ、肝心なひとりでいることが得意である自分を置き去りにしてしまうのは、いかがなものでしょうか。」(p21)

 

「流行のブログもまたしかりです。ひきこもり脱出ブログのようなものは、つまらないうえにすぐに更新が途絶えてしまいますが、日々の失敗や折々の挫折、その後におこなわれるひとり反省会を書き続ける、ひきこもり専門家による自分研究ブログはとても長続きします。ほろ苦い経験、みっともない失敗が、時を経て熟成され滑稽な身の上話に変わった時、社会にとってかけがえのないひきこもり資産となるのです。ひきこもりと社会との接点の場は、ひきこもり専門分野を生かすことにあるのではないでしょうか。」(p23)

 

・・・どうでしょう? 他にもいろいろありますが、逆転の発想です。ひきこもりの自分を否定してはダメで、まず認める。無理をしない。

 

置かれた状況はやはり厳しいと思うんですが、それだけに自分を責めてしまう。なんとかしなきゃと焦るけれど、それではダメなんじゃないか。まず自分を受け入れて、焦らず、無理をせず、自分とうまくつきあっていく。それが大事なんじゃないか。

 

いろいろなことを考えるんですけど、この人の発想が出発点になるのかな~なんて考えてます。