ひとりでいる時間は豊かな時間
「ゲド戦記」の訳者の
清水真砂子さんのお話を聴く機会があって、
(2015年2月7,8日 第二回 オルタナティブな学び実践交流研究集会in関西 第1日目)
いろいろなことをお話されたんですが、
ひとつ覚え書きみたいに書いておきます。
学校では、「ひとりでいる子に話しかけましょう」とか、
「ひとりぼっちをつくらない」とかいって、
なんか、ひとりでいるのは、その集団に問題があるんじゃないかとか
ひとりでいるのは、ちょっと変わってるみたいな、
ひとりでいるのは、よくないことみたいな
そんな雰囲気を感じるんだけど、
ひとりでいたって、いいじゃないか。
ひとりでいる時間を大切にしてほしい。
そんな話があったんです。
学校の中だけじゃなくて、
ずっと家にいるのはよくない・・・みたいな、
ひきこもりに対するマイナス・イメージにもつながる話だと
思うんですが。
で、清水さんがいうには、
「ひとりでいるけど、内面ではすごく活発に動いている」
「ひとりでじっとしているみたいに見えるけど、
実際は、内面ではすごく忙しくて、すごくいろんなこと考えてる」
「ひとりでいることを大事にしなくちゃならない」
そういう指摘なんです。
これは、日本には「個」(だったかな?)というものが
成立していないんじゃないか
という指摘になってくるんですけれど・・・。
清水さんが、参考図書としてあげられたのは、
「もりのなか」(マリー・ホール・エッツさく 福音書店)
「わたしとあそんで」(同上)
「十一歳の誕生日」(P・フォックス作 ぬぷん児童図書出版)
でした。
(「十一歳の誕生日」はさっそく図書館に申し込みました)
たまたま、その日、不登校新聞メーリングリストで、
中学校3年生の女の子の投稿があって、
その文章がとてもよくて、
その女の子が不登校で、家にいて、どういうことを考えていたか、
その内面を実に豊かに表現されていたんです。
(ここに転載したい!!!)
・・・ということで、結論:ひとりでいるって大切なんだ!!